最近、生徒様から「乾燥卵白って水に溶けにくくて困る…」という声をよくいただくので、 今回は私が普段行っているちょっとしたコツをご紹介します✨
乾燥卵白ってどんなもの?
乾燥卵白とは、卵白を乾燥させて粉末にしたもので、 アイシングクッキーやメレンゲのお菓子作りに欠かせない素材のひとつです。

乾燥卵白 100g
ただし…
とにかく水に溶けにくい!!
メーカーに関係なく、乾燥卵白は水に入れるとぷかっと浮かんできます。
そのままだとダマになってしまうことも多いので、絶対ダマになって欲しくない!って時は茶こしでふるう・最低30分〜1時間放置などの対応が必要。
朝イチで作業したい場合は、前夜に仕込んで冷蔵庫へ入れておくのがベストです。
溶けにくい乾燥卵白を時短で溶かすには?
砂糖と一緒に混ぜると、ぐんと溶けやすくなります!
理由は…
砂糖は水にとても溶けやすく、0℃でも約64%の溶解度を持つ優秀な素材✨
製菓の世界では「溶けにくい素材は砂糖と混ぜて溶かす」という技法がよく使われています。
▶ 具体的な分量の例:
- 乾燥卵白3gを使うなら、
- グラニュー糖または純粉糖3g を加えて混ぜ、
- その後に水を加えてよく溶かします。
これだけで驚くほどスムーズに溶けて、ストレスも激減!
※ 上白糖やオリゴ糖入り粉糖など混ぜ物のある砂糖はNG。
純度が高い砂糖(グラニュー糖または純粉糖)を使ってください。

純粉糖 2kg
製菓の豆知識:砂糖と水、どちらを先に入れる?
実は製菓業界では、シロップや糖液を作るとき、 「水に砂糖」ではなく「砂糖に水」を加えるのが常識。
理由は…
- 鍋のフチについた砂糖が焦げるのを防ぐため
- 均一に混ざりやすくなるため
乾燥卵白+砂糖のときも、同じ原理で「粉同士を先に混ぜてから水」が正解です。
実はありがちな誤解:水に溶かさず粉糖と混ぜてそのまま使うケース
最近の生徒様とのお話でもよく出るのですが、 乾燥卵白を水に溶かさず粉糖と直接混ぜてそのままアイシングを作るという方法をされている方も多いようです。
少量ならOK。でも多量になると…
- ダマになりやすい
- 乾燥中にひび割れが起きやすくなる
特に300g以上のアイシングを作るときは、水に溶かしてから使うのが断然おすすめ!
私が最近やっている方法(参考になれば)
最近は、乾燥卵白だけでなく、 Wiltonのメレンゲパウダーと半々でブレンドすることが多くなっています。
wiltonメレンゲパウダーも並行輸入品が多いので、必ず日本で食品使用できる正規店で購入するようにしましょう。

wilton メレンゲパウダー 4oz
▶ やり方はとってもシンプル:
- 乾燥卵白・Wilton・粉糖をそれぞれ計量
- 泡立て器でしっかり混ぜる
- 最後に水を加えて溶かす
この方法で、一度もダマになったことがありません! 気になる方はぜひ試してみてくださいね。
まとめ
- 乾燥卵白は砂糖と混ぜてから水を加えると溶けやすくなる!
- グラニュー糖 or 純粉糖を使用しよう(上白糖や混ぜ物入りはNG)
- 300g以上のアイシングには、事前に水で溶くのがおすすめ
- Wiltonのメレンゲパウダーとのハーフブレンドも◎
ちょっとした工夫でアイシングの仕込みがぐっと楽になりますよ☺️ ぜひお試しください!
\合わせて読みたい関連記事/
👉 アイシング講師の机上に並ぶ愛用お道具まとめ
👉 Wiltonカラージェルはどこで買える?実店舗&通販を徹底解説
大阪・北浜のアイシングクッキー教室「ソライロシュガー」では、
初心者さんから講師レベルの方まで、基礎からしっかり学べるレッスンをご用意しています。
コメント