基礎から講師レベルまで。実力に合わせて学べる、アイシング&メレンゲクッキー教室(大阪市中央区・北浜)

アイシングクッキーデザイン迷子さんへ|季節感の出し方と著作権ルール

目次

「アイシングクッキーのデザインってどう考えてますか?」

レッスンやSNSでよくいただくこの質問。今回はその考え方と、避けて通れない著作権のお話をまとめます。

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デザインの始め方:まずは”季節感”から考えよう

月ごとの行事・お花・イベントをヒントに

たとえば1月なら:

  • お正月
  • 梅、スイセン、パンジー
  • 初日の出、書初め、鏡開き、七草粥、成人の日

日本の四季や伝統行事を取り入れると、デザインにまとまりと季節感が出やすくなります。

デザインの組み立て方:テーマ→モチーフ→構図

例:1月に「お年玉クッキー」を作る場合

  1. テーマを決める:「お年玉」「ポチ袋」
  2. ネット検索で実際のポチ袋をチェック
  3. 方眼ノートに長方形を描いて、見つけた特徴(のし、リボン、お年玉の文字など)を描き込む
  4. 他のクッキーにも季節の植物(例:梅の花)を組み合わせる

大切なのは、自分の中で”テーマ”を明確にすること。 それがないと、デザインの方向性が定まりません。

著作権ってなに?アイシングにも関係あるの?

出てきた画像をそのまま使うのはNG!

「梅 イラスト」「ポチ袋 画像」で検索した画像を…

  • トレース(写し絵)
  • 模写(見てそのまま描く)

これらをレッスンや販売に使用するのはNGです。

フリー画像でも「商用利用禁止」と書かれていれば、 ブログ・SNS・レッスン素材として使ってはいけません。

ファンアートとレッスンは違います!

大好きなアニメのキャラを個人的に描いて家族にプレゼント → OK

それを教室のレッスンや販売品に無断で使用 → NGです!

実体験から伝えたいこと:無断使用されたときの気持ち

私自身、昔描いた絵を無断でSNSのアイコンに使われたことがあります。

指摘するだけなのにすごく勇気が要って…でも言いました。

「これは私の大切な絵です。勝手に使わないでください」

すると相手は「ググったら画像が落ちてたから使っただけ」と言いました。

でも私は「私は自分の書いたイラストを落とした覚えはありません。無断使用はやめてください。」とお返事しました。

「知らなかった」は仕方ない。でも「知ったあとの行動」が大事

著作権者が「やめて」と言ったらどうなる?

たとえ無償で使用していたとしても、著作権者から「使わないでください」と言われた場合は、その時点で使用をやめなければなりません

これは著作権法上、著作権者の「人格的利益(著作者人格権)」や「利用を許可するかどうかの権利(財産的権利)」が保護されているためです。

「バレてないから大丈夫」「利益を得ていないからOK」という考えではなく、 著作物の利用は、必ず権利者の意思を尊重することが法律でも原則とされています。


著作権違反は訴えられなくても、作者にとっては大切な作品です。
近年では「使ってあげてる」「自分が使うことによって宣伝してあげてる」と声高に言われる方もいらっしゃいますが、それは間違いだと思います。著作権者から頼まれたわけではありませんから。

「自分は描けないから仕方ない、だから上手い人のを勝手に使おう」ではなく、 「描けるようになる努力」「描けないから有償でイラストを依頼しようなどの自分なりの工夫」が、できるはずです。


著作権違反として訴えられなくても、作者にとってかけがえのない大切な作品だということは忘れてはいけないことだと思います。

アイシングは楽しくていい。だからこそ、みんなが笑顔で気持ちよく作りたい

「違法かもしれない」と思いながら作るのは…もったいない!

著作権のこと、これまで知らなかった方も、 これをきっかけに少しずつ知っていただけたら嬉しいです。


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この記事を書いた人

橋口ゆうこのアバター 橋口ゆうこ アイシングクッキー教室ソライロシュガー主宰

大阪・北浜のアイシングクッキー教室「ソライロシュガー」主宰。
製菓学校卒・元パティシエール。
JSAアイシングクッキーマスター講師。
物語のようなアイシングクッキーを通して、基礎から応用まで、確かな技術と知識を丁寧にお伝えしています。

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