アイシングで赤と黒が作れない!?息子の粘土工作から気づいた色づくりのコツ
「白いアイシングに赤を入れたのに、ピンクになる…」
「黒を作ったつもりが、グレーになっちゃう…」
そんな経験、ありませんか?
実はこの疑問、数年前に当時小3だった私の息子からも投げかけられたことがあるんです。
まさかの図工の紙粘土から、アイシングにも通じる“色づくりの仕組み”に気づかされることになるとは思いませんでした。

cottaアイシングスターターキット
息子の一言「白に赤入れてもピンクにしかならへん!」
ある日、学校から帰ってきた息子が、図工で作った作品を見せてくれました。
テーマは「紙粘土で作るお弁当」
彼は大好きな鉄火巻きを作りたかったらしく、赤と黒の粘土が必要だったそうです。
ところが…
息子「白の紙粘土に赤の絵具を入れても、ピンクにしかならへんねん…」
…めちゃくちゃいい質問じゃないか!!
赤が作れない、黒が作れない。
これはアイシングの現場でも、初心者さんがよくつまずくポイントなんです。

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白ベースに色を混ぜる=「薄くなる」のが基本原理
息子に「普段ピンクってどうやって作る?」と聞いてみると、
「赤と白を混ぜて作るよ」
と即答。
そこですかさず、
「じゃあ白い粘土に赤を入れたら?」
と聞くと、ハッと気づいた顔をして、
「あっ…そうか!白の中に赤を入れたら、それはピンクやん!」
そうなんです。
アイシングのベースもたいていは真っ白。
その中に赤を少し入れただけでは、発色としては「ピンク」にしかならない。
これはロイヤルアイシングでも、紙粘土でも、仕組みは一緒。
赤や黒を作るには「たくさん入れる」しかない!
息子の言葉で多くの方が共感されるのではないでしょうか。
「じゃあ赤って一生作られへんの!?」
(笑)いやいや、大丈夫、一生はかかりません。
実際、私がアイシングで濃い赤や黒を作る時は、 Wiltonのカラージェルをかなりたっぷり入れます。 特に赤と黒は、他の色に比べて発色に時間がかかるので、「えっ、こんなに入れるの?」というくらい使います。
ポイントは、
- 色を濃くしたいなら、ベースの量に対してしっかり色材を入れること
- 少量の色材で全体を染めようとしないこと
息子にもそう伝えると、すぐに理解してくれて、
「そっか!いっぱい赤とか黒を入れたら、ちゃんと濃い色になるんや!」
と納得。
無事に鉄火巻きを作っていました(笑)

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アイシングで黒を作る時は、カラージェルではなく食用竹炭パウダーがおすすめ。
私は上記リンクの商品を長年使用しています。
色が薄いときのモヤモヤ、解消しましょ!
レッスンでも「赤や黒が作れなくて困った」とよくご相談いただきます。
その時はこのことを思い出しながら「お子さんも、私の息子も、同じことで悩んでましたよ〜」とお話しています。
濃い色にしたいときのコツは、
👉 ベースが白だと、その分色が薄まるという原則を忘れないこと。
👉 しっかり発色させたいときは、潔くたっぷり色を入れる!
まとめ:色づくりは“比率のマジック”
今回の息子の気づきは、アイシングにも通じる大切な視点でした。
白いベースに色を入れる=薄まる。
だからこそ、赤や黒といった濃い色は、しっかり量を入れないと出てこない。
「思った色が作れない…」というストレスは、誰もが通る道。
でも理屈が分かれば、ちゃんと自分で調整できるようになりますよ。
この記事が、そんな「なるほど!」のお手伝いになれば嬉しいです😊
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