天然色素は本当に安全?アイシングクッキーに使う色素の基礎知識と注意点
アイシングクッキーの魅力は、なんといってもあのカラフルさ!
でも「この色って何でつけてるの?」「安全なの?」と気になる方も多いのでは?
今回は、アイシングクッキーに使う食用色素の基本と注意点を分かりやすく解説します。
当教室で使用しているカラージェルについて
国内認可済みの色素のみ使用しています
ソライロシュガーでは以下の食用色素を使用しています
- Wilton(ウィルトン)社のカラージェル
- SKブランドのカラージェル
- ジェルカラーイートのカラージェル
- シュガーフレアのカラージェル
- 食用竹炭パウダー(グレー・黒として使用)
- 各種フードパウダー
いずれも国内で食品添加物として認可された正規品のみ。
並行輸入品や認可外の製品は一切使用していません。

cotta 食用竹炭パウダー 20g
合成色素は危険?よくある誤解
「化学合成」と聞いて怖く感じる理由
「化学合成色素」と聞くと、
「なんとなく体に悪そう」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも日本の食品衛生法では、
**「人が生涯毎日摂取しても健康に影響がないとされる量」**がしっかり定められています。
つまり、常識的な使用量であれば、
合成色素=危険というわけではありません。

ウィルトンアイシングカラー8色セット
天然色素なら安全?それは誤解かも
コチニール(カルミン酸)の実例
「天然素材だから安心」と思われがちですが、
天然だからといって絶対安全とは限りません。
たとえば、飲み物のイチゴミルクのピンク色に使われる
「コチニール色素(カルミン酸)」は、中南米原産のカイガラムシから抽出されます。
しかも、平成24年にはこの色素でアレルギーを起こした日本人女性が救急搬送された事例も。
天然素材でも体に合わないことはある
私自身も、スイカやメロンで口がかゆくなるアレルギー体質です。
果物などの天然素材でも、体調を崩すことは十分にあります。
ハーブでも妊娠中に避けるべきもの(バタフライピーなど)がありますよね。
自分の体に合ったものを選ぶのが一番大事
合成=悪、天然=正義ではない
- 合成色素にも安全な範囲があり、
- 天然素材でも体質によっては注意が必要。
自分や家族の体質を知って選ぶことが一番大切です。
どちらも「知って・選んで・使う」ことがポイント。
食用色素と上手につきあう3つのポイント
- 国内認可の色素を選ぶ
- 一度に大量摂取しない(とは言っても、カラージェル9800gを一度にとると害があると言われているので、塩を大量摂取する方が、カラージェルよりもよっぽど怖いかもしれません)
- 自分や家族、お渡しする相手のアレルギー体質を把握する
これを守れば、天然・合成問わず安心して色素を活用できますよ◎
正しく知って、もっと安心してお菓子作りを
色についての知識があると、
アイシングクッキー作りがもっと楽しく、もっと安心な時間になります✨
この記事がその一歩になれたらうれしいです。
大阪・北浜のアイシングクッキー教室「ソライロシュガー」では、
初心者さんから講師レベルの方まで、基礎からしっかり学べるレッスンをご用意しています。
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